「トールガール」身長187センチの女子高校生が交換留学生に恋をした?!【NETFLIX映画】
ども!にやぐろこです!
泣いてしまうストーリーにめっぽう弱いんです。感動したり、悲しくなったり、すぐに共感して泣いちゃいます(´;ω;`)…
NETFLIXで「トールガール」という映画を観ました。名前からして、コンプレックスたっぷりな映画です。さっそくネタバレ感想を書いていきます。
作品紹介・あらすじ
身長を気にするあまり、くせになってしまった猫背。でもこの恋を成就させるためには、勇気を出して背筋をのばさなきゃ。
出展:NETFLIX
相変わらず。
これじゃあ、伝わりませんね。
感想・ネタバレ注意!
主人公のジョディは身長187cmもある女子高生。子供のころから成長が早く、クラスメイトの誰よりも背が高いことでいじめられてきた。身長がコンプレックスとなり、目立つことを避けて行動していた。
せっかくキレイな容姿なのに。男性のような服装で、一本縛りで髪の毛を結って、化粧もしていない。目立つのがとにかく嫌で、長身を生かしたスポーツをしていたり、モデルような活動もしていません。
父親から最近、ピアノを弾いてないねって言われたときも、目立つのが嫌だから弾いていないと答えています。
ジョディはスポーツをやるよりも芸術に興味がありそうですね。医大に行くよりも服飾系の進路に悩んでいるといった会話がありました。
背が高いからって、身体的特徴とは関係のない道へ進みたいのよって意思なのかな。見た目をよくする努力やスポーツに打ち明ける日々も大人になれば意味を持ってくる気もしますけれど。これは大人の意見かな。
ピアノをやっていたってことで、指を使うスポーツはやらないってことなのだろう。
ジョディのまわりには個性的な黒人の友達ファリーダ、ずっと好きでいてくれる男の子ジャック・ダンクルマンがいる。
ダンクルマンは低身長男子ながらもジョディのことがずっと好きでアタックし続けています。けれど、ジョディの理想は自分よりも身長が高い男性。ダンクルマンのことを恋愛対象とは見ていない。
まぁ、これはわかるかな~。理想は自分よりも10センチ以上は高いほうがいい。逆に男性は低身長なのはコンプレックスなんですよね。女性は平気で傷つけますなぁ。
そんなか、ジョディの理想とも言える男性スティグがスウェーデンから交換留学生としてやってくる。全校生徒は高身長イケメンのスティグにくぎ付け。ジュディも目を奪われます。
低身長男子ダンクルマンは大ピンチなわけです。今までジョディが恋心を抱く相手はおらず、ゆっくりと支えていこう(お前を好きなのは俺しかいないよ的な)としていたわけですからね。しかもしかも、スティグのホームスティ先はダンクルマンの家という、かわいそうな展開。
スティグはあっという間に学校の人気者になっていきます。
納得がいかないダンクルマン。スティグは友達ほしさに何かとダンクルマンを呼ぶんだけど。クールイケメンどころか、その姿はちょっと犬っぽい。
それが、スウェーデンにいたころのスティグはいけてない男性であることをダンクルマンは聞かされます。つまりはスウェーデンのダンクルマンなわけなのです。ややこしいwたぶん、スティグの本質はオタクなんだろうね。
しかし、現在はオタクではなく、学校一の人気者!!スティグは学校で一番の美人キミーを射止めます。
このキミーとジュディの相性は最悪。小学生くらいから、キミーはずっとジョディをいじめていたのです。そして、キミーはジョディを何故か敵対視している。
まあ、ジュディは本当は美人ですし、目立ちますからね。本気を出したら負けちゃうって気づいているのかも。脅威になるものは、相手の弱みを上手く利用して消しておかないといけないです。(この手法、ジェーンザヴァージンの後半でも出てきます。高校の同窓会シーンで、いじめっこだった女性が暴露するところです)
ジョディはスティグに気があることをキミーに悟られています。ある夜に、スティグを装ったイタズラ電話が来ます。
これは、ひどい。純粋な恋心になんてことすんだキミー!
しかし、ジョディはスティグと急接近するんです!
二人の共通点はミュージカルが好きということを知ります。二人の即興ピアノ演奏は、ジョディの緊張や嬉しさが伝わってきました!
スティグもキミーといるよりもジョディがいる方が楽しいと感じている。ある日、スティグから誘われて、一緒にダンクルマンの家で映画を観ることになります。ジョディはオシャレをして、化粧をして現れます。この時のジョディは、すごくオシャレで可愛かった。扉を開けたダンクルマンも、唖然とした表情。しかし、複雑。このオシャレと化粧はスティグのため。
ちなみにここで面白さプラス。
ダンクルマンはオンラインゲーム中なんですが、フレンドは日本人なんですwダンクルマンはカタコトの日本語を話していますwここ、みつけて見てくださいw
趣味が合う二人は惹かれあい、バスの中でキスを交わします。スティグにはキミーと言う相手がいるのに。
盛り上がるジョディだったが、翌日はそっけない態度。
スティグは学校一の人気者か、キミーと別れて惹かれているジョディを選ぶのか、を迫られます。
結局のところ、スティグは一時はジョディを選ぶことにしたのに、学校一の人気者の座を選んでしまうわけ。
ほんと、ジョディを選ぶって言ったのに。
キミーと別れ、姉のミスコンの会場に誘うんだけど、会場に現れないスティグ。そのときの父親の怒りはものすごかった。危うく交通事故になりそうでした。
そっと寄り添う父親。一緒にピアノを弾くシーンがありました。父親がなんでピアノを弾くのか、このあたりのエピソードがもっと欲しかったな。父親はピアニストなのかな?家の真ん中にピアノがあったし。ジョディの部屋もオシャレでしたが、家もオシャレでした。実はジョディ父ってお金持ち??
ところでホームカミングってなんだろ?
ホームカミングに誰を誘うかって話になるんだけど、日本とアメリカの高校生活の文化はまるで違う。
調べたところ、卒業生たちを年に一回、母校に呼んでいろんなイベントを楽しむものみたい。ホームカミングが始まる前にクイーンとキングを選ぶようです。
これAリストでもあったね。何かとクイーンとキングを決めたがる。文化の違いですね。
スティグはミスコン会場にこなかったのは、みんなとパーティしていたからで忙しくて行けなかったと。怒って帰るジョディ。
そして、翌日、もう何もする気になれないジョディは寝室で寝ているんだけど。そこにダンクルマンが箱を持って現れる。
目を覚ますジョディ。なぜか、ダンクルマンの右目には痣が。不思議がるジョディだが、自転車で転んだんだと言い、ホームカミングには出られないと言う。
そして、ある小箱を渡す。中にはハイヒールが入っていた。ただでさえ、背が高いのにハイヒールなんて履けないのに。いつか履くような機会があったら、ああ、ダンクルマンにもらったハイヒールがあったなって思ってもらったらいい、だなんてよくわからないことを言いだす。このあたりの設定は無理やりだなぁと思う。
ダンクルマンが帰り、一人で読書をしているとジョディの元にはある動画が届く。
そこにはスティグがみんなの前で語る姿が映し出されていた。
「彼女が片思いしてて、告白してきたんだ」とみんなの前で恥をかかせるわけ。
もう、最悪。
スティグ、どうしちゃったの?こんなに小物だったっけ?
それを聞いたダンクルマンは、ジョディはそんなやつじゃない、と言いところをまくし立て、殴りかかる!だけど、逆に殴り返されちゃうわけ。それが痣の理由だった。
ダンクルマンの行動に勇気をもらい、ジョディはひとりでホームカミングに向かう。
それも、水色のスーツで。
ええええええ、これ、何かのコントですか?
い、いや、宝塚だと思えば悪くない?
うーん、ここはセクシードレスで美しさをアピールではないんだ。誰にもかなわない大人の美しさを演出するところなんじゃ…。
まあ、ファッションはいいんです。
ジョディは目立つのが嫌いな女の子だったけど、一人でステージに立ってスピーチを始める。
わたしは背が高いだけの女の子じゃない。姉もいて、ベストフレンドもいて、賢くて面白くて、彼女がいる人にキスもするような間違いも犯す。それとピアノが得意。そんな自分が好きなんだ、と。
こういうときの会場の受け入れる雰囲気が好きです。
一通りのスピーチを終えると去っていくジョディ。
スティグはジョディを追いかけ、ジョディを選ぶことを告げるんだけど、ジョディの答えはノーだった。
そして向かった先はダンクルマンの家だった。
最後はいつもダンクルマンが持ち歩いている箱に乗ってキスして終わります。
映画タイトル「トールガール」なので、明らかにコンプレックスものであることがわかり、ある程度の進行には予測できる。
けれども、ジョディがキレイになっていくところや恋心を抱き、惹かれあうシーンはわくわくしたし、辛い思いをしたら一緒に泣けちゃう。
学生のときに、コンプレックスものを読んで、泣いていたなぁ、とふと思い出す。コンプレックスを抱えた方や女性は共感できる部分が多いんじゃないかな。逆に男性はどうなんだろうね。
最後のスピーチや選んだ服装は今のジョディそのものを受け入れて欲しいってことなんだろうなぁ。他人がというよりも自分自身を受け入れるってことだろうね。
ジョディのことがずっと好きだったダンクルマンを選んだのも、そういうことなのかなぁ。
スティグの当て馬っぷりはかわいそう。まあ、あの動画で残念なやつになり下がった時点で終わりってことだね。はやく、スウェーデンに帰りましょう。
ティーン向けはテーマが好きでよく見るんだけど、後半の物語を閉めるあたりでチープな展開になっていくんですよね~。それでも、気軽に見れて、泣けて、わくわくもドキドキもするし、楽しいから見るし、紹介していきますけどね~。