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ゲーム実況系YouTuberにゃんぐろ。ゲーム情報やアニメや海外ドラマ、漫画、食レポなどごっちゃりとしたブログを書いています。中の人が気になる方はYouTubeのチャンネルまでお越しいただければ音声が聴けます【お知らせ】2020.10.14タイトルを変更しました。

父の日には父の大好物なビールを送ります。おとうさん、ありがとう。

今週のお題「おとうさん」

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父の日とビール


 

 

6月16日は父の日だった。

父の日には毎年父の大好物のビールを送る。シルバー色のアルミ缶のアサヒビールだ。ちなみに毎年と行っても、まだ三年目。

今年はいつもと違って、2020年のオリンピックを意識したプレミアム缶だった。

北海道の田舎にいる父は来年のオリンピックはきっと東京へは観に来られない。「チケットを取るよ。せっかくの記念だし」と誘ってみたが、人混みと8月の暑さは厳しいものがあるんじゃない、と母に断られた。

たしかにわたしも人混みは苦手だ。右も左もわからない父と母を連れてオリンピック会場を行ったり来たりするのは大変だ。それに東京の夏は35度を当たり前に超えてくる。

それよりもビール片手にテレビの前で「わぁー」っと大声を出しながら、オリンピック観戦するほうが気軽に楽しめる。

そうだ。来年はオリンピック観戦しながら飲めるように父の日だけじゃなくて夏にもビールを送ろう。2020年のオリンピックの記念に。忘れていなければ。

 

この毎年のように送るビールもあと数年で送ることができなくなる。

父は病気で、何年前からか肺気腫を患っている。肺気腫というのは、簡単に言うと肺が壊れて機能をしなくなっている疾患のことだ。息を吸うのが苦しく、すぐに息苦しくなってしまい、最悪の場合は呼吸困難に至ることもある。さらにはインフルエンザなどの感染症にかかってしまうと病状が悪化してしまうこともある。

 

でも、父に会うと病気を患っているなんて思わせないくらい元気でよくしゃべるし、よく食べる。そして、よく飲むし、よく笑う。病気だなんて、嘘をついてるんじゃないのって思うくらいだ。

だが、母が言うには父が酸素吸入をしないと行けなくなった、と言っていた。

 

わたしにも思春期特有の女子によくある父親を嫌う恒例行事はやってきた。洗濯物を一緒にしてほしくなくて、小学生の頃から自分で洗っていた。

汚い、臭い、あっち行って。

本当にひどいことをしたと思う。

だけど、社会人になって働くことの大変さ、ましては子供を養う大変さなんてものをわかると父親の偉大さはとてつもなく大きい。

一年に一回しか見ることのないひな人形は今も実家のクローゼットに仕舞われている。ほとんど弾くことのなかったオルガンは私が中学に上がるころに誰かにもらわれていった。それと、プレゼント目当てに始めた意味のなかった通信教育。

どれもこれも高額で、子供に与えるには考えてしまう品ばかり。わたしが親だったら、お金をどぶに捨てる行為だと言ってしまうだろう。どぶはわたしのことで間違いはないのだが。

 

父は本当は遊びたかっただろう。父はパチンコや競馬が大好きだった。ギャンブルで失敗も2回ほどしているのだ。今は懲りて、金額を少額にして遊んでいると聞いている。これって全然懲りてないかもしれない。

 

定期的に母とは電話をし、母から父の様子を聞く。

もしかしたら、ビールを送る機会は数年もないかもしれない。ビールだけじゃなくて、会う機会も片手で数える程度かもしれない。

ある種の覚悟をすべきかもしれない。後悔しないために何か行動しなければいけないかもしれない。

とりあえず、私にできること。来年の父の日とオリンピックの時期にビールを送ろうと思ったが、来年を待たず、今年の夏は顔を見せに帰ろうと思う。

 

「お父さん、今年の夏はお父さんの大好きなビールと一緒に帰ります。育ててくれてありがとう。」

 

 

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はてなブログの今週のお題「おとうさん」をテーマに書いてみました。いつもとは違うエッセイ風の記事です。

後半足早になってしまったので、後で修正するかもしれません。

 

どうも。自己紹介が遅くなりました。にやぐろこと申します。普段はアニメや海外ドラマの感想を書いたり、ゲームをやったりしています。初めての方、どうぞお見知りおきを。良かったら、読者登録をお願い致します。

 

今回「おとうさん」というお題でしたが、最近の父親は子供から好かれているらしいですね。私の子供時代は、友達の親御さんと比べて、父親も母親も少し高齢で古い家庭でした。汚い、臭い、気持ち悪いの3K。なんて言ったかな? 父親というのは嫌われる存在でありました。

そういや、幼稚園のときに書いた父の絵をずっと飾ってあったような。あれはいつまで飾ってあったんだろう。

「いま思えば」って言うのが、けっこうありますね。思い出の中に置き忘れてきた、かけらのようなものですね。今回はそういった感情を掘り起こす、良い機会となりました。

それでは、感想などいただければ幸いです。

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